2010年03月21日

資本主義経済と自分の矛盾 映画「ジャマイカ楽園の真実」

世界経済において、
IMF(国際通貨基金)と世界銀行って言うのが、
自由経済システムを世界中に広めるのにどうやら大きな役目を果たしてるらしい!?

どうやら、それは素晴らしいことのように聞こえる!
経済のない場所に貨幣経済を広め人々を豊かにしてる!
それに、市場が広がることで、自分たちが商売出来る場所も増える!

なーんて、一瞬思ってしまうけど???

事実は違う。
市場が広がって経済の規模は大きくなって先進国は豊かになっても、
貧しい国に住んでいる人々が豊かになることはほとんどない。

IMF(国際通貨基金)とか、世界銀行とか国連とか聞くと、
国家間の争いを越えて世界を救う善玉なのかな〜っておもってしまうけど、
事実は違う。

そんな経済の現実を、
カリブ海に浮かぶ楽園ジャマイカの姿を描く映画「ジャマイカ楽園の真実」が伝える。

「あー、世界は矛盾にあふれてる。」

そして、
自由経済の恩恵を受けた企業からの給料で購入した最新のパソコンの画面で、
貧困に苦しむ人々の映画を眺めるボクもまた矛盾にあふれてる。

彼らの貧しさに同情する心はあるのに、
自分の全財産や、全人生を投げ打って彼らを救うつもりなんてない。
豊かさや快適さへの欲望がボクにもあるし、
生活が忙しい、人生が大変なんだと言って言い訳をする。

だから、他人を批判したり裁けるはずがない。
程度が違うだけで、同じ欲望を持ち、同じ心を持っている。

そして、なんとか苦心の末に、
貧困を救えとか言って援助金を募り渡しても、
致命傷にバンドエイドを貼る程度にしかならない。
もちろん、それで、少しの人は救われるけど、
それは根本の解決につながるものではない。

映画の最後で、自分たちで食べ物を自活しようとする人たちの映像がほんの少しだけ流れる。
問題の根本解決はここにある。

同じカリブ海に浮かぶキューバは、
資本主義社会との繋がりを完全に断たれる窮状にさらされるも、
国全体で有機農法を薦め完全に自給することに成功した。

経済に組み込まれなくても、自給出来、生きらればいい。


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資本主義経済の見せる甘い夢を捨て、自活する道を選ぶこと!
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2010年03月19日

アメリカ版もののけ姫、「AVATAR」

やっと、AVATARを観た。

ストーリーは評判どおりのいかにもハリウッド。
こればっかりは映画も商売なのでしょうがない。

ジブリ映画からパクッたでしょ?ってとこも多々あったけど、
まー、これも監督は素直に認めてるのでいいんじゃない。

そして、ハリウッド映画であれだけおもいっきり先住民族を殺戮したアメリカの歴史や現代文明の批判するってかなり勇気いるんじゃないかーっておもった。

もしも、ただひたすらシリアスに、
金のために自然を破壊し、そこに住む先住民族たちを殺していく資本主義や国家主義のあり方を批判するような作品作っても、こんなに沢山の人に観てもらえなかったとおもう。

監督はインタビューでこんなことを言ってた
「人間と自然界との関係性をテーマにした映画が作りたかった」

もののけ姫が、宮崎駿が日本人に向けた作品で、
AVATARは、ジェイムスキャメロンがアメリカ人に向けて作った作品だと考えると、

より多くのアメリカ人にわかりやすく伝えるって意味では、見事な作品だなーっておもった。
アメリカ人はやぱっり派手な戦闘シーン好きだししょうがないよね。

で、アメリカの子供が観たらどう感じるんだろう?っておもった。
AVATAR観て、少しでも多くの子供が、
ボクは、将来あんな人間にはなりたくないって思ってくれればいいんだけど。

で、 ジェイムスキャメロンの次回作は広島の原爆投下についてらしい?

これもアメリカにとっては未だにタブーの題材、
ハリウッド資本で作る限りはストーリーは期待で出来ないけど、
人々に与えるインパクトはかなり大きいと思う。

ちょうど、AVATARで巨木が倒れるシーン、
あういう悲惨な光景を映画館の巨大スクリーンで多くの人が観るって、
凄く意味のあるインパクトを多くの人に与えたと思う。
やっぱり木を倒したらだめでしょうって!

だから、原爆も落としたらだめでしょって、
もう一度少しでも多くの人が感じることってかなり人類にとって意味があるとおもった。
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2010年03月17日

自由に生きる。 映画「潜水服は蝶の夢を見る」「夜になるまえに」

映画を観て、ふっと昔の記憶がよみがえった。

東京で浪人生活をしてた18歳の時、4畳半の狭くいかにも浪人生が住みそうな部屋で、毎日のようにレンタルビデオを借りて映画を観てた。
モテなかったし、クラかったし、自信もなかったし、とにかく、ダメだった。


例え、幸せな家庭で育ったとしても、
サッカー漬けの田舎生活は、サッカーの夢が破れてしまえば窮屈で苦痛でしかない、
ヤンキーになるにはいい家庭環境で育ちすぎていたし、
絵や音楽といった芸術があるような環境でもなかったし、
テレビは派手な馬鹿騒ぎばかりで観ているだけで欲求不満になってモテない思春期の少年にはよくない、

そんな時、モテないサッカー小僧に、
世界で生きることの刺激を見せてくれたのは小説と映画。

たった一回の人生なんだから、
恋することも、旅することも、学ぶことも、傷つくことも、もがくことも、誰と遊ぶのも、、、
自由なんだ、
とらわれないで自由に生きろ!

考えてみると、小説や映画がなかったら海外にも旅にもいこうとも思わなかったんだってことに、今気がついた!

その後、19歳でロンドンへ行って以来、現実の方が面白くて映画はすっかり観なくなった。

最近、10年ぶりに映画を良くみてる。
といっても、内容のよめるお決まりのハリウッド映画は観る気になれないから、
ドキュメンタリーか、事実をもとにした映画を観てる。

「やっぱり映画はいい!」

「潜水服は蝶の夢を見る」っていう映画を観た。
突然の病気で、植物人間状態になった有名ファッション雑誌ELLEの編集長が綴ったストーリー。
派手なファッション業界から一瞬にして片目のまぶたしか動かせなくなってしまった主人公、

意思を伝える手段は片目の瞬きのみ!!
それでも、生きる?意味って?

奇跡のトゥルーストーリー!

こういう映画があったから、
モテないダメな18歳の少年は、ひきこもらないで旅に行けたんだっておもった。

ついでに、
先週観た「夜になるまえに」という映画も同じ監督の作品で、
こちらは共産主義のキューバで、政府に虐げられながらも自由を求めて生きる同性愛小説家の半生を描いたストーリー。

二つの映画とも、
「生きること」と「自由」がテーマになってる。

考えてみると、人は常に自由を求めて生きてる。
誰も捕われて生きたいなんておもわない。

自由に感じたい、自由に動きたいし、自由に歌いたいし、自由に愛したいし、、、

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2010年03月16日

不公平貿易! 映画「おいしいコーヒーの真実」

感じてようが、
知ってようが、
ボクたちは世界的な経済システムの中に生きてる。

世界中から集められた資源と人々の手によって出来た製品を使い、食べ物を食べている。
世界は繋がっていて、
世界と関係ないなんて誰も言えない。

その関係を繋いでるのが「金」。

資本主義をみんなは自由で素晴らしいと言う。

でも、実際はこのシステムのルールは世界の誰にでも平等じゃない。
システムを最初に作り出した欧米諸国に有利なように造られている。
だから世界は歪む。

アフリカや南米が飢えて苦しみ、先進諸国にいるボクたちが富み、遊ぶ!
映画「おいしいコーヒーの世界」は、そんな世界の構造をコーヒー産業を通して見せてくれる。

金が悪いわけじゃない、
むしろ、ボクたちは、金で遠いアフリカと繋がることが出来る、
日本でアフリカのおいしいコーヒーを飲むことが出来て、アフリカで性能のいい日本の車が走ることが出来る、

経済は確かに世界を豊かで便利にしてくれる。

でも、歪む。

アフリカの小さな子供が飢餓で死んでいく、、、
映画の中で示される解決策はシンプル!

ルールを変えればいい!
公平に!

つまり「フェアトレード=公平な取引、貿易」を広げること。

正直、ボク、個人としても、経済的なことを考えると、
確かに少しでも安いものを買いたいからなかなかフェアトレード商品には手が出せない。

一人、一人の思考による小さな選択が経済システムを支えて動かしている以上、
自分たちの思考パターンを変えるしかない。

ヨーロッパのタバコパッケージにはタバコの煙で真っ黒になった肺の写真が貼られてるけど、

あんな感じでコーヒーのパッケージにも、
飢餓で苦しむ子供の写真とか貼ったらどうだろう?



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2010年03月01日

映画「Into the wild」!

映画「Into the wild」を観た。

裕福な家庭に生まれエリートコースまっしぐらのアメリカ人青年が大学卒業後、嘘や見栄があふれ、崩壊した家族や社会に嫌気がさし、アラスカの大自然の中で自分自身の力だけでシンプルに生きる生き方を夢見て無銭での旅へと出る。

実際にあった事実をドキュメンタリー作家が本にし、観客泣かせの演技で有名な名優ショーン・ペンがメガホンを持ち映画化。

久しぶりに本気で感動しました〜。


ボクも同じように世の中に嫌気がさして旅に出たというか、世の中に打ちのめされ旅に出たけど、幸運にも家族に恵まれた幸せな少年時代のおかげで、世の中を本気では憎んでいなかったし、人といることが好きだったから、主人公のように完全な荒野に一人で行こうなんて極端な行動に駆り立てられることもなかった。

ボクや主人公のように旅にでることを選ばなくても、同じようにたくさんの友達が世の中に違和感を感じ苦しみ、それぞれにそれぞれの道を選び歩んでいった、、、


引き篭もることを選んだ友達も、

本当の自分を偽って感情を塞ぎ生きる友達も、

趣味に没頭して見えないふりをした友達も、

自由を求めることを辞め、自由はないけど生活の保障される警察になった友達も、

欲望の中に浸ることですべてを忘れようとした友達も、

自ら生きることを辞めた友達もいた、、、



映画の青年が旅の道を選んでいったように、

それぞれの友達がそれぞれの道を選んでから、もう何年も過ぎた、、、

いろいろなことがあっただろう、、、

今、みんなは答えを探せたんだろうか?

幸せに過ごしてるだろうか?

青年が大自然の中たったひとりで最後に見つけたものがひとつの答えのようにおもった、

Happiness only real when shared.
        「幸せが現実となるのは、それを誰かと分かち合った時」
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2008年10月31日

本「プランB」地球の健康診断 

「プランB」この本の著者レスター・ブラウンが主催する環境団体の名前は、World Watch Institute・地球観察研究所という。

地球は一つの大きな生き物のように機能している。
地球の中に住む無数の生命に大地、水、大気といった無機質の物質が絡み合い、不思議なバランスを保っている。
それは、人類と同じように、肉体と精神が、一つの生命体としてバランスのとれた機能を保ち生きている。そのバランスが崩れてしまえば、病気になり死に至る。

で、この本は、地球が一人の人間のような一つの生命体だとして、その体の隅々まで、健康かどうか豊富なデータや情報を素に診察し、これから、生じるであろうことを予想し、どの用にしたらいいのか述べている。

そして、その診察結果は、人類文明の生態系への影響が限界値に近づいていて、非常に危険な状態にあるということ。

しかし、人間には未来を見据え行動する能力が備えられていてるということもしっかりと書かれている。

一つ一つの物事に対して余り詳しい説明はされていないけど、地球の環境問題のことを包括的に知るには最適の一冊です。


「プランB3.0」  レスター・ブラウン著
http://www.worldwatch-japan.org/BOOKS_SYOUKAI/planb30.html




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映画「10 canoes」 遠い先祖の姿

オーストラリアに元々住んでいた先住民族のことをアボリジニと言い、
世界でももっとも原始的な生活を営んでいると言われている。
だからと言って、決して彼らが人として劣っているというわけではなく、寧ろ、白人が侵略するまでは、現代文明社会よりもよっぽど自然と調和の取れた平和な生活をおくってきた。

そして、この10 canoes映画は、そんな彼らの様子が忠実に描かれている。

ハリウッド映画などで他民族を描く場合によく勘違いがあったり、作品中に、白人が出てくるとい、白人を英雄として描いたりなどすることがあり問題になることがある。
なぜなら、戦争時代に日本がアジアに対して侵略したのと変わらないように、西洋社会はアフリカ、アジア、アメリカ大陸、オーストラリア、ポリネシアを、事実上侵略したのであった、そこで、かれらを、ただ英雄として描かくことには、大きな間違いがある。

で、この映画はアボリジニしか出てこない、そして、ナレーション以外は、彼らの言葉が使われているのでそういう心配もない。
白人目線ではない少数民族に関する映画、そして、映像も素晴らしい。
演技も最高。
出来れば、狩猟採集をして暮らしている人たちに関する本などを読んだあとに観ると、彼らがなぜそのような社会形態を持っているのかなどがわかり面白く作品を見れるとおもう。

そして、自分たちの祖先も彼らとほぼ同じような生活をしていたことに思いを馳せるのもおもしろい。

10 canoes (テン・カヌー)
http://www.tencanoes.com.au/tencanoes/


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「ザ・コーポレーション」 企業に支配された世界!

自分たちの生活を見渡たすと、
企業という存在が生活のあらゆるところに入り込んでいることに気がつく。

企業が製造する車乗って移動し、家電によってあらゆる快適で快楽な生活をおくり、企業によって製造されたものを食べ、飲み、着る、、、
気がつけば、生きるのにもっとも重要な食にまで、企業はますます入り込んでいる。

もしも、何かが起こり食糧危機になったりしたら、、、

果たして、企業は本当に信頼できるのだろうか?
多くの人が働いている企業と組織全てを完全に否定する必要はないけど、それでも、もう一度客観的に考える必要がある。

例えば、企業の過剰で誘惑的な広告によって必要もないものを買わされていないか?
もしかして、その方が、本当は、人間的な生き方が出来幸せなのかもしれない?

作中で、企業を人間として精神分析した箇所が、凄く印象的で衝撃的だった。

「企業を人間に例えると、他者に対する思いやりを感じるような心もなく、自分自身の利益のために他者を傷つけることをいとわないような、人格障害者にあたる。」

IMGP5297.JPG
ザ・コーポレーション
http://www.uplink.co.jp/corporation/
本を読むのが面倒な人には、本を原作としたドキュメンタリー映画版もあります。

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2008年09月29日

宮崎駿からのメッセージ。

ジャングルでの植林を控え、ここ1週間は、すっかり、本、DVD、インターネットと情報の中を旅していた。落ち着いた生活の出来る友人の家にお邪魔しているから出来ることで、感謝、感謝!

そんな中で、前回の日記に書いた「緑の世界史」に関してインターネットでいろいろと調べていたところ、偶然、映画監督の宮崎駿氏に関するホームページを見つけた。

クライブ・ポディングというイギリスの大学教授によって、1991年に出版された「緑の世界史」には、人間は森を出て猿から進化する過程においても常に自然との関わりに左右されてきたこと、主に環境破壊と文明の興亡について驚くべき内容がいくつも書かれている。
例えば、イースター島に始まり、マヤ文明、ローマ文明など、歴史上多くの文明崩壊は環境破壊が大きな原因となっているということなど、
今では、その多くは信憑性が高いとしてそのほかの学者にも支持されている。

そして、宮崎駿氏も、この本に大きな影響と衝撃を受けたとのことで、インターネット上に記事が載っていた。

宮崎映画は、メッセージを込めて作られることが多く、
その中でも、天空の城ラピュタ、風の谷のナウシカ、そして、もののけ姫などは、一見するだけで、環境的なことを含め現代文明に警鐘をならすメッセージがこめられていることがわかる。

ラピュタやナウシカを始めてみた小学高学年の時も、その素晴らしい内容と映像に対する単純な感動とは別に、文明の儚さや愚かさ、そこで生きる人々の美しく醜い様子になんとも言えない複雑な気持ちにさせられたのを覚えている。

この世界で生きることは、
派手なテレビやお決まりの映画が見せる単純なものとは違い、
善と悪が混在する矛盾の世界で生きていくということ。

そして、今回は、宮崎駿の思想そして作品を詳しく説明したホームページを見て、その余りに深い世界観に驚かされた。
環境問題についていろいろと調べていくと、最終的に人の本質や、この地球の中で人の生きる意味はという根源的な問題にぶつかることがよくある。

文明的に生きるということそれ自体が自然環境に負荷を与えるものであり、そうなると、人は生きないほうがよく、もしくは、森に帰るべきなのか?

エンターテーメントとして、娯楽性の高い作品で多くの人を引き付け続け、
その一方で、現代文明社会に警鐘をならし、それでもなおかつ、行き続けろと伝える宮崎作品にこめられたメッセージ。

宮崎駿氏と作品に関して、かなり詳しく解説されているホームページ。
http://www.yk.rim.or.jp/~rst/rabo/miyazaki/m_mokuji.html

こちらは宮崎作品の歴史について、ナウシカとラピュタに関することはこちらに詳しく書いてあります。
http://www.yk.rim.or.jp/~rst/rabo/miyazaki/ghibli13nen.html

こちらは、もののけ姫と日本の歴史について詳しく書かれたホームページです。
http://www.yk.rim.or.jp/~rst/rabo/miyazaki/m_yomitoku.html

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本「緑の世界史」人類最古の文明からのメッセージ。

最近、読んでいる「緑の世界史」という本の中で、
環境問題は、6000年前の最初の文明を築いたメソポタミアの時代にまで遡ることを知って大きな衝撃を受けた。
人類は、狩猟採集から農耕をはじめ、余剰の食糧を確保すると共に、文明を築いた。
そして、その発展と共に、宗教や権力が発生していく、、、、、、、

環境問題?
まだ、この時点では、石油もなければ、農薬もないはずなのになぜ?

問題は、農耕によって、自然を本来のシステムとは違う形にしてしまうことによって自然のシステムが崩壊してしまったこと、特に大規模な灌漑による、土壌の塩化。
そして、宗教的、権力的な理由で巨大な建造物を造るため、もしくは、増えた人口の生活での薪に使われるなどなど、木を伐採してしまうことによって起こる洪水や土壌流出にあった。

当時の短い寿命での個人の一生では気がつかないとしても、少しづつ積み重ねられた環境悪化は数百年で大きな変化となり、気がついたときには手遅れとなっていた。
最終的に他の文明による侵略で崩壊に追い込まれるも、人類初めての文明の崩壊は環境破壊による文明の弱体化によって滅んでいった。

そして、このメソポタミア文明によって記されたギルガメッシュ叙事詩、人類最古の叙事詩といわれる。
いかにも、古代の物語らしく半神半獣の神が登場したり、旧約聖書のノアの箱舟のモデルもこの中に描かれる。そんな神話的な内容の中にレバノン杉の森の伐採、そしてそれによって起こされた洪水のことが書かれている。

神話とは言え、当然その当時の人間が書いたものであり、民話や宗教の話などと同じように、多くの場合は、人が平和に暮らしていくためであったり、宗教や国が統治しやすいためであったり、村の規律を保つためであったりと、その中に子孫に伝えるべき多くのメッセージが含まれている。

自身による環境破壊で崩壊したメソポタミア文明によって、約5000年前に書かれた叙事詩にこめられたメッセージを、7000年後の遥かに進んだ文明を持つ現代人の自分たちは耳を傾け、行き続けることができるのか?
それとも、彼らと同じような運命を辿るのか?

それは、今この時代を生きる人々にかかっているとおもう。

IMGP5271.JPG
「緑の世界史」歴史の教科書では、語られることのない人類の歴史と自然環境の関わりについての本。


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2008年09月25日

映画「11 hour]ディカプリオのメッセージ!

昨晩、「11 hour」というディカプリオが企画した環境に関する映画をDVDで見た。
ディカプリオは大手の配給会社に内容を操作されないために、小さな独立系の会社でこの映画を配給することにした。そのために日本では大きな映画観で放映されることもなく、ほとんどの人が知らないだろう。

ディカプリオは普段プリウスに乗っていたり環境に感心が高いことで以前から有名だった、しかし、所詮は映画俳優だろうとおもって、それほど、内容は期待していなかった。
で、内容を見てビックリ。

少し前に、ヒットしたアメリカの元副大統領アル・ゴア氏の不都合な真実という環境映画に勝るとも劣らない内容。因みに、ゴア氏はこの映画の後で、ノーベル平和賞を受賞しています。

日本でいうところの、大物政治家と超一流俳優、名前を当てはめるのもなんかイメージがついてしまっていやなのでやめるとして、とにかく、そういったアメリカだけでなく世界にもっとも影響力のある人たちが、環境に対して大きな警鐘をならしている。
彼らが、ジェット飛行機にのって世界中を飛びまわり、大量の二酸化炭素を排出していようが、どうでもいい。自分たちも車に乗り二酸化炭素を排出しているわけだから、そういった批判は、事実を曇らせてしまう。
ポイントは彼らのメッセージを真剣に耳を傾けるかってことだとおもう。

世界中から地球環境に関する情報を集めたらきっと彼らとまったく同じ答えに行き着くはずだから。

この十年間で50カ国を訪れ多少は世界を自分の目で見、自然環境の異変に気づき、ここ5年くらい環境のことを調べてきて、少なくも、ボクは、同じ意見に行き着いた。

「地球の生態系は、人間の文明活動によって大きなダメージを受け、近いうちに現代文明の存続が困難になる可能性が高いこと」

正確に、今の地球の状態を知ることは、自分の健康状態を知ることにちかい。血糖値に、レントゲン写真、専門家でないとわからないことも沢山ある。

例えば、自分では、まだ感じることがなかった、レントゲン写真の小さな腫瘍。
そのままにしておけば、ガンになり、そして、命を失うことになる。

まずは、しっかりとした情報を得ることが重要なことだと思う。


11 hourのホームページ
http://www.11thhouraction.jp/seethefilm

不都合な真実のホームページ
http://www.paramount.jp/futsugou/

二つとも、かなりわかりやすく環境問題のことを説明しています。

環境問題というつまらなくなってしまいそうなテーマにもかかわらず、大統領選挙戦で徹底的に訓練されたであろうゴア氏の演説と、いかにも映画・メディア大国アメリカらしい演出力で、かなり面白く仕上がっています。

posted by taku at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 本、映画、、、 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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