2008年08月13日

7月20日 生命を繋ぐ植物

7月20日
今日が植林ボランティア最終日。

昨日に引き続き植林をさせていただけることに、植林といっても常駐でこちらに滞在している方々はいつも木を植えているわけではなく、基本は日本からの植林ツアーでボランティアさんが来た時に植林をする。

常駐のボランティアの方は通常、水遣りを主に木を植える以外の仕事をしていることが多いそう。
沙漠での植林ということで、ただ植えれば木が育つというわけもなく、水遣りなどのその後の世話もかなり大変。
そして、植林した木の数は300万本以上になるのでかなりの広さになる。植林地というよりも、大農場と言った感じ。

今回、実際に木を植えるという作業をさせていただけたのは、せっかくボランティアに来たので木を植えるという実際の作業を体験させてあげたいということで、たまたま入った追加植林の予定を、わざわざ、ボクの来る時期に合わせてくれてのこと。
凄く有難いですね。

少しでも多くの人に植林を体験して欲しい、知って欲しいということを長期ボランティアの間瀬さんが何度か言っていた。
その言葉にとても強い想いを感じたので、印象に強く残っていた。

そして、その意味することが、今日の植林で更に深く理解することができた。

今日は、ボク個人としては30本ほどのポプラの木を植えた。

木を植えること、
28年生きてきて、今回が初体験。

木をはじめとする植物が二酸化炭素を吸収し、酸素を排出する。

その酸素を吸い生きている僕たち。

そして、野菜、穀物などの植物は、太陽の光と水によって成長する。

そしてボク達はそれを食べて生きている。

人を含めた全ての動物が植物なしでは生きていくことなどできない。

彼らが死に絶えてしまえば、自動的に自分たちも死に絶えてしまうのに。

それなのに、植物がしゃべることもしないし、動くこともしないせいか、まともに気にもとめず、ないがしろにして来た自分、自分たち。

そんな大切な存在に初めて、ほんの少し恩返しが出来た。


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posted by taku at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 沙漠で植林 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月25日

7月16日 砂漠の奇跡

昨日の午後二時半に北京西駅より夜行電車の乗り、今朝の5時半に包頭(バオトウ)に着いた。そこから、タクシーで1時間半ほど走り、朝の7時に恩格貝(オンカクバイ)というところに到着。

ここで、これから植林のボランティアを1週間ほどさせてもらうことになっている。

まずは、日本語の出来るトウさんという方が迎え入れてくれた。とても、優しい笑顔のおじさんだ。
その後、朝食のために食堂に行き、こちらで、ボランティアをしている間瀬さんとタナベにお会いした。二人共とても穏やかな人柄をしている。
決して、豊かとは言えないが自然の中で生きる人たちと喧騒の都会北京に生きる人たちとは人の感じも違う。

その後、簡単な説明を受けた後に、早速、現場へと向かう。

15分ほど離れたところまで、トラクターのような車で向かうことに。北京からここまでの道のりの景色は、砂漠とまではいかないが、決して豊かとはいえない乾燥した景色が続いていたので、砂漠で植林といっても、多分、この程度のところなんだろうと決め込んでいた。
10年前に植林し10メートルほどの高さに生長したポプラの木が並ぶ道などを抜け5分ほど走ると、明らかな砂の丘が見えた。そして、そのまま砂丘を横に進んでいくと、今度は更に大きく広い砂丘が見えてきた。そしてところどころに生えるポプラの木。

本当に砂漠で植林をしている。

今日の午前の仕事は、少し前に来た植林ツアーの人たちが植えた木で枯れてしまったものがいくつかあるということで、そこにまた新たに植林をするとのこと。

着いた早々、植林を出来るなんてとても幸運だ。

周りは、砂漠というには十分に砂しかない場所に、ポプラの苗木が植えてある。自分の常識では、砂漠には水がない。しかし、表面5センチほどは乾燥したパサパサとした砂だが、それ以降は、しっとりと濡れている。60センチほど堀そこに苗木を挿すのだが、やってみると、これが結構きつい。しかも、夏の日差しをもろに浴びながらの作業。

その後は、井戸からの水をポンプを使い水遣りをする。
井戸は100メートルほど掘ってあるらしいが、ふんだんに水が出る。砂漠とはいえ地下には水が豊富にあるようだ。
ただ、同じような気候のアメリカの内陸部などでは、農業ように大量にくみ上げてきた地下水が激減して問題になっている。他にもインドや中東で同じような問題が起きていることを聞いたことがある。
自然資源に必ず限りがある、ここもいつまでもつのか心配だ。

この作業も炎天下の砂漠の中、決して楽ではない。

間瀬さん、タナベさん、トウさんから、今日一日お手伝いをさせてもらい、話をいろいろと伺った。
砂漠での植林という単調できつい作業、その過酷さとは反対のみんなの優しい人柄とまじめさにとても感動した。

食堂のあるところは既にかなり成長したポプラの木が生える丘の上に建っていて、その周りも同じように緑に囲まれとても見晴らしがいい。
夕食のときに、間瀬さんがここも昔は砂丘だったんだよというから、耳を疑った。食堂の入り口にある写真を見に行くように言われ行ってみると、本当に10年ほど前は一面砂の景色だったのがわかる。

この植林を始めたのは遠山さんという80歳の日本の老人。

なんとも言えない感動に襲われる。

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写真の上は1990年の風景、そして下が植林後の2004年の風景。


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遠山さんの銅像、中国政府が生前に銅像を建てたのは毛沢東と遠山さんだけだそうです。
posted by taku at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 沙漠で植林 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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