2008年07月25日

7月18日 中国のゴールドラッシュ都市

今日は、植林地から車で1時間ほど離れたパオトウという街へ買出しなどの用事があるということで、一緒に連れていってもらえることになった。

知らない場所に、その土地に詳しい人たちと一緒に行けるのは、短時間しかいない自分だけでは知りえないことを知ることが出来るので、とても嬉しい。

北京からこちらに来るときに、パオトウ駅に朝早くに着き、すぐタクシーに乗った程度で、そのときの印象と言えば、特に何もない辺境の町と言った程度だった。
しかし、駅があるのは、旧市街ということで、今回は買い物ということで新市街の方に来た。
一歩市内に入いると余りの違いに驚いた。それほど高くはないが近代的なビルがいくつか並び、人も多い。旅行ガイドブックでは、数ページしかさかれていないような沙漠地帯の街という印象とは余りに違いすぎる。

車を停めて市の中心部と思われるあたりを少し歩くと、ショッピングストリートといった感じの場所に入った。そして少しいったところにデパートが並ぶ一角があり。
その一つのデパートに入ることに。
まずは、入ってすぐ右手にセール品の下着に群がる中国人の女性たちが、
そして、左手には日本と変わらない独特のにおいと目が覚めるように明るい化粧品売り場がある。
その二つを両サイドにして、真正面にエスカレーターがある。
まったく日本のデパートと変わらないつくりに、服装や化粧などは日本の数年前といった感じだけどほぼ日本人と変わらない顔立ちの人々。
少し妙な気持ちになる。
そして、エスカレータを降りて地下へ。
ここも、日本と変わらないお決りの食品売り場を併設したスーパーがある。
しかも平日の昼間とは思えないほど繁盛している。
お惣菜、菓子、日用品、調味料などなど、一通りのものはまったく日本とかわらにほどの品揃えがある。
しかも、デーパートの地下ということで、輸入ものの酒やオリーブオイルなどなど、ちょっとしたものもしっかりとおいてある。
レジに並ぶ人たちのかごの中身を見ても、その買い方が決してお金のない人たちの買い方ではないことがわかる。

自分が想像していた中国の沙漠の地方都市とは余りに違う現実に驚かされる。

中国人のスタッフに聞いてみると、パオトウは220万人が住む街で、石炭と鉄鋼、そしてレアメタルなどが採れる重工業で栄える街らしい。
現在の発展する中国において石油よりも大きな比重をしめるエネルギー源の石炭。そして、ビルの建設にはじまり重工業に於いて大きな役割を果たす鉄鋼。更に、電子機器やセラミックなど先端産業で多く使われる、レアメタルは世界の85%がここから産出されている。

資源の凄さを実感した。

豊かな自然に恵まれているわけでもなく、教養のある洗練された人材にあふれているわけでもないただの中国の地方都市。
沙漠の一角に220万人の人を集めそれなりの物質的に豊かな暮らしができるだけの富をもたらすことが出来るほどの資源。

石油、石炭、鉄、レアメタル、、、これらの資源は、木材や綿などと違い、短い時間で創ることが出来ない。
地球が何億年という時間をかけてつくりあげてきたもので、今埋蔵されている量を使い切ってしまえば、それでお仕舞。

そんなことを想像してみると、どこか地球から奪い取っているような感覚が拭えない。

それに群がる人という種。
さながら砂糖に群がる蟻の大群のよう。

今の中国の場合は、その資源を元に、日本や欧米から学んだ技術で自分たちで製品を生産し、海外に輸出、そして更に、経済的に豊かになった国内13億の人口で消費することが出来る。

中国には、まだ数十年使い続けることが出来るほどの豊富な石炭が埋蔵され、十分な豊かさにたどり着いていない溢れんばかりの人々がいる。
この巨大な生産、消費の勢いは止まりそうにない。

しかし、大きな問題は、このことが地球の自然環境にどのような影響を与え、自分たち人類にどのような影響を与えるだろう?

ボク個人の意見としては、今の中国の現状を見る限り、楽観視できない。
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One world, one china ?

以前に中国政府が北京オリンピック用に作った広告の話を書いた。北京市内の地下鉄やバス停などで見ることができるこの広告。写真を撮ろう思っていたのに、いざ撮ろうと思ってもなかなか見つからないままでいた。
ところが、やっと北京を発つその日に北京西駅で巨大な看板を発見し、出発の時間に追われ重たい荷物を担ぎながらついに写真に撮ることが出来た。

そして、いざパソコンで写真を見てみると、書かれている文字の違うことに気がついた。以前は、one world ,one chinaと書かれていたのが、
one world ,one dreamに変わっていた。

多分、どこかから批判があったんだろう。
one world ,one chinaでは今回のオリンピックはまるで、中国のためにあるようだ。
オリンピックという世界的なイベントで、開催国とは言え一つの国を強調しようとするところに、この国の政府のメンタリティーの低さが伺える。
12億人という、世界の人口の5分の1近くを抱える中国。これからの世界の大きな鍵を握っている。

今回のオリンピックを機会に大きく成長することを願う。

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7月14日 共産主義から資本主義へ

今日は、朝からモンゴル大使館にビザの申請に行って来た。
ビザの申請を待っていると、前に並んでいた日本人の男性に話しかけられた。
これから、モンゴルに釣りに行くとのこと。いろいろな話をし、中国語の出来ない自分の申請手続きを助けてくれたりもし、更には、すぐ近くの自宅まで招待してくれることになり、結局、奥さんが用意してくれた日本食を昼にいただくことになった。まるで、実家にいるような愛情のこもった手料理がとても幸せな気分にしてくれた。

北京在住25年ということで、多くの話を聞くことが出来た。発展していく北京、そして中国の様子。
共産主義による、頑張ろうが、頑張るまいが全員が同じだけの報酬をもらうという平等政策の中、25年前は、ほぼ全ての中国人が同じように貧乏であったこと。
そして、資本主義が導入され、今は極端な貧富の差が生じ。リッチな人たちはまるでバブル期の日本のように成金的になり、とにかく、どんな方法であれ、お金を多く稼いだ人が偉いという感じになってしまったという。
経済的、物質的な豊かさを得た今よりも、貧しくてもみんなが助け合って生きていた昔を懐かしむ人もいるという。

資本主義の浸透により生活の軸、頼りとするものが人と人の繋がりからお金に換わっていく。
お金さえあれば何とか生活が出来る。
人と人の繋がりが薄くなっていくなかで、同時に多くのものも失っているはず、、、

そして、出会った日本人の方に夕食にまで呼んでいただいて、おいしいすき焼きをご馳走になった。他にも北京在住の日本人の方が数人来ていて、とても楽しく日本にいるようなとても良い夜を過ごした。

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7月13日 環境問題大国中国

北京に着いて、5日になる。
夏の暑さに加え、北京の大気汚染の酷さ、それにオリンピックを前にした工事などの騒がしい雰囲気のせいで、いまいち北京を好きになれない。

それに、英語が通じない、というか、自分が中国語を話せないせいもあってか、どうも上手くコミュニケーションがとれなくて、何か買うのにも一苦労。
ぼられたことも何度か、、、
更には、中国人に特有のあたりのきつさやうるささもあって、結構、小心者の自分にはこたえる。

まー、当然、誰もがニコニコと笑顔を交し合うような南国の小島とは違うのはわかっていたはずなのに、
それでも、道で、目のあった人に何度か笑顔を試してみたものの、変な奴と思われたのか、まったくだめだ。
余計にこたえるので、やめることにした。
これでは、どうも調子があがらない。

そんな最中、夕飯を食べにいったお店で向かいに座っていた中国人と英語でいろいろと話す機会に恵まれた。

年齢は30代後半くらいで、外資系の会社で働き、エンジニアをしているとのこと。日本を含めいくつかの国にも行ったことがあるせいか、考え方が、欧米的で開けていて、話がしやすい。中国のことをいろいろと中国人に聞く良い機会だとおもいいろいろな質問をしてみることにした。
その彼の話に何度か出てきたことに、中国の一党独裁政治のことがあった。共産党の一党支配が続くなか、数年前までは、共産党や政治のことなど自由に話ができなかったそうだ。
独裁的な政権に支配された国ではよく聞く話だが、人前で独裁政権の悪口を話すと、誰に告げ口されるかわからず、自由に政治の話などできないらしい。

この中国人の男性はそんな状況も、ここ数年で変わって来たと言う。

共産主義の時代、国民の生産力そして活気のなさからくる貧困から抜け出すことが出来ずにいた中国が、人間の豊か、もしくはリッチになろうとする力を上手く利用した資本主義のシステムを取り入れることで、今回のオリンピックの開催までいたる発展を遂げることが出来た。

そして、世界経済の仲間入りをすることで、人権問題などに関して外国からの声を聞かざるおえなくなったことや、
多くの中国人が外国と接するなかで、より開けた考えを外国から学び少しづつ中国の政治を変えた。

このことは資本主義社会・グローバリゼーションの浸透に伴う良い影響で、多くの苦しむ人が救われたのは確かな事実だとおもう。

しかし、一方で、自然環境のことになると、中国という地球人口の約5分1を抱える巨大国家の本格的な資本主義世界への参入は地球の自然環境において図りしれない影響をもっている。

今後数十年で、中国が世界でもっとも自然環境に悪影響を与えているアメリカを抜いて、もっとも悪影響を与えている国になる可能性がある。

世界はこれからどうなっていくのだろう?

今の地球はいろいろなことが複雑に交錯していて、自分のような人間には到底全てのことを把握することなど出来ない。

人権問題など、多くの部分が改善されてきた。
しかし、自然環境に関する限りは、確実に悪化の方向に向かっているのは確かだと思う。

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北京オリンピック

北京オリンピック
205カ国が参加、中国という巨大な国家、そして経済力が後押しをしてとにかく巨大なオリンピックになる。
毎度のごとく、コカ・コーラやマクドナルドといった世界的な巨大企業がスポンサーになっている。街を歩いているとその広告の多さに本当に驚かされる。中国人にとって、このオリンピックの意味するところは、とにかく大きい、今の中国の繁栄の証拠というところだろうか。
そして、それは、コカコーラやマクドナルドのある大消費世界に入るってこと。
まるで、そう洗脳しているような広告の数の多さ、、、

今回のオリンピックはグリーンなオリンピックなんてことが掲げられているが、
例え環境に配慮したものであっても、
スタジアムを作ったり、周りの道路を整備したり、オリンピックという巨大な事業が、環境に与える影響は計り知れない。
特に、その開発が持続可能でない限りは、環境に与える影響というのは必ずある。

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7月11日 国家?

今日は、自転車で市内を回ってみることにした。
泊まっている安宿がほぼ中心にあり、天安門までも、数分で着いてしまう。

自転車でその周辺を軽く走るだけで、サイズの大きな権力的な建物の多さに驚かされる。いろいろな国の中心的な場所に行ったが、その中でもアメリカと並び特にでかい。日本などのサイズ的に小さな国とはやはり規模が違う。

いったい、国とはなんだんろう?

唐突にこんな疑問が浮かんで来た。

今の日本にいると、国というものを感じさせるものがだいぶ薄れてきている。
特に、外国に侵略されるという危険も少なく国が一つにまとまる必要もない、そして民族間の争いもない。
だから、特に、国家が国を主張する必要が少なくなってきている。

国家的な行事オリンピックを控えた中国、オリンピック用の中国政府の広告に、one world, one china.つまり、一つの世界、一つの中国、という言葉が大きく書かれている。
チベット問題など民族問題で揺れ、更に、巨大な人口を抱えるなかで、中国人の意識を一つにまとめるために政府が掲げたスローガン。外国からの非難を受けないように、one worldとつけたとしかおもえない。未だに、中国政府や中国人の意識が世界にまでいっているとは思えない。

世界中の国の人々が国家を代表しスポーツで競い合うオリンピック。
特に、今回のオリンピックはスポーツの枠を超え国家的な思惑に利用されているようにおもう。

余りに国家を強調しすぎ、国家のためにスポーツをするということ、そこに大きな疑問を感じる、、、
posted by taku at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国の環境問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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