2008年08月17日

アマゾンからボルネオへ

6年前に南米を旅した時に、アマゾン河を訪れた。

アマゾンと呼ばれる部分のほとんどはブラジルに位置するんだけど、ペルーやコロンビアなどにもその支流や源流があり、僕は、ペルーにある源流の一つを地元の船で街から街へ6日ほどの旅をした。
目指す街までは、船か飛行機でしかいけない。道路が通せないほどに熱帯雨林が生い茂る。

船は、生活物資や資材を積み、河沿いの小さな村にいくつか寄り、最後の街まで行く。
そして、船には40名ほどの一般人も乗せていく、だから、お客が寝る部屋なんかはいちいちない。
それぞれにハンモックを吊るして適当に寝る。
ただ、あまりスペースがないので、重なるようにして、自分の左上と右下に、違う人のハンモックがかかっているので、結構、具合が悪い。
そして、ご飯は、河の水をくみ上げて船上で料理されたもの。これは、かなり、具合が良くない。
しかし、そんな調子で船は6日間ゆったりとアマゾン河を下っていくので、地元の人たちと触れ合うことが出来、とても楽しかった。

そんな船の生活で、南米の旅の中でももっとも印象的な風景に出会った。
地元の人ばかりの中で、自分以外にもう一人外国人がいた。どこの国だったのかは覚えていないけど、確か白人だったとおもう。
その彼と、何度も船の上に登ってアマゾンの景色を眺めた。特に、有名な観光地でもなく、
大きなアマゾンの河と生い茂る熱帯雨林がひたすらに見えるだけの景色。
それなのに、そのときの景色というか全身で感じた感覚はとても強烈なものだった。

空には、日本で見るのと同じくらいの高さに雲の層があり、その下に、地上からわずか数百メートルくらいのところに雲がいくつもある。熱帯雨林に保たれた水分が日中の暖かさで蒸発して、雲になる。
いくつかの場所からは、熱帯雨林から空に昇っていく水蒸気が見え、
同時に、違う場所を見ると雲から雨が、熱帯雨林の生い茂る大地に降りそそいでいるのが見える。

そして、自分の肌に触れる空気にもふんだんの水が含まれているのを感じることが出来る

目の前では、水の循環システムがはっきりと見える。

雲、雨、森、大地、水蒸気、、、、

そして、南米の強い日差しの光をうけて、広大なアマゾンの熱帯雨林に広がる植物たちが生み出す酸素。

水、酸素、緑、光、生命の源がダイナミックに循環するアマゾン。

いまも、その景色というか、全身で感じたものを忘れられない。

因みに、アマゾンの熱帯雨林は世界の肺と呼ばれ、世界の森林の酸素排出の3分の1をになっている。
そして、現在、アマゾンの熱帯雨林は、材木や、石油に代わるバイオ燃料を作るための耕作地を増やすためや、焼畑農業による伐採で森林が急激に減少している。更に、森林が消失した後の乾燥した土地が、大規模な火事を発生させ、森林消失は拡大している。
このままだと、50年以内にアマゾンの森は消失してしまうといわれている。

世界には、アマゾンのほかに、中央アフリカと東南アジアのボルネオ島に大きな熱帯雨林の森を残す。

そして、この後、8月の末より、2ヶ月ほどボルネオ島に行く予定になっる。

1億8千年前に端を発し、氷河期の影響を受けなかった世界最古の熱帯雨林であり、世界でも、もっとも濃密な動植物の生態系をもつ生命の宝庫ボルネオ。

しかし、この島も、アマゾンと同じく熱帯雨林の大部分を伐採で失っている。
そして、もっとも多くの伐採をおこなって来た国は、悲しいことに日本。

今回の旅では、そんなボルネオの伐採の状況も観にいってみたいと思う。
間接的ではあっても、自分たちがしてきたことをしっかりとこの目で見ること、そして、このままいけば、失なうであろうボルネオの大自然を、見にいくことの大切さ。

後、出来るだけ多くの木を植林をしてこようとおもっています。

*綺麗な写真とわかりやすい文章で世界の熱帯雨林や森のことがわかるホームページです。
http://www.forests-forever.com/
posted by taku at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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