仙台に来る前に寄った東京で、
昔住んでいた裏原宿のまた裏辺りを歩いていたら、
良く行っていたカフェの定員さんに声をかけられちょこっと寄ることに、
誰かに名前を呼ばれ振り向いてみると、
昔仲良かった友人カップル。
多国籍なイスラエル出身で国際的な銀行マンの彼と、
島国日本からあまり出たことのない日本人の彼女というカップル。
不思議とボクのまわりにはイスラエル人と日本人のカップルが多い、
常に戦争と隣り合わせの多国籍国家イスラエル人は自己主張が激しく行動力がある、
平和な単一民族日本人は温厚で協調性があってシャイ、
対称的な分だけ強く引かれ合うのかもしれない、、、
3年前、
結婚まで考えるほどに真剣な交際をしていたけど、
行動力もあり国際的な彼に彼女が着いていけないだろうっていう不安を彼が感じ、
一旦別れ、彼女に旅に行くことを勧めた彼。
彼女が成長しなければ、もう寄りを戻すつもりはないっていうか、彼も好きだったけど、将来のことを考えてのことで、辛そうだった。
そんなときに彼らからいろいろと相談をうけてた。
アジアへの数ヶ月のバックパックの旅をすること、
そして、旅の最初の滞在地としてボクが友人たちと経営しているインドネシアの小島にある宿に来ることが決まった。
二週間ほどの島での滞在中彼女を見ていて、
正直、彼女が旅での困難を乗り越えていけるとおもえなかったし、
うつむき気味な彼女とその彼女を信じてないボクとの間も、
どこかぎくしゃくとしていて、気持ちのいい別れができなかった。
そんなこともあって、
その後彼女が旅から帰って二年以上たっても連絡をとれずにいた。
そして偶然の再会、
二人は結婚して、しかも子供まで授かってた。
「いろいろあったけど、
旅を通して自分のことも世界のことももっと知ることが出来たし成長できた。
本当に旅に行ってよかった」と言っていた彼女。
本当に、本当に、嬉しい再会だったけど、
あの時、
彼女を信じてあげられなかった自分が恥ずかしかった。
人をもっと信じることを教わった日でした。